お前はいつから中国人なんだ Are you my little china girl?

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お前はいつから中国人なんだ

本日、花金、給料日
君に会いたい会いたいが
デフレ不況のこのご時世
悲しき駆け出し営業マン
大事なお客の夜の接待
和やかムードの会食後
お決まりのキャバクラ、六本木
徐々に高まるボルテージ

へいタクシー、いざ渋谷、道玄坂、百軒店
へいタクシー、いざ渋谷、道玄坂、百軒店

ベテランポン引きの村田さん
この界隈の生き字引四十年
路地裏に事務所代わりの白いバン
控えの兄ちゃんリーゼント
写真付きメニューさっと差し出す
ふとみて仰天ビビりました
俺の彼女に激似の女
お客のことはそっちのけ
その娘を指名しホテルで待つこと十数分

信じられないことばかりあるの
もしかしたらもしかしたら
やっぱり彼女が現れました
やっぱり彼女が現れました

わたし、あなたしらないあるよ
はじめてあった人あるよ
わからない ニッポンゴ なにがなんだかわからない

ナニ言ってるんだ、このヤロー
お前はいつから中国人になったんだ

彼女が風俗嬢をやっていた

INFORMATION

Songwriting
詞:ジョー・ダ・バビロニア, Nitinho
曲:ジョー・ダ・バビロニア

Member
ジョー・ダ・バビロニア(vo,banjo,programming)
Cokky(bass)
山口敦史(cho)
金子大介(per)
福和誠司(per)

説明

曲作りのパートナーであるNitinho氏との最初期の作。
ネットに転がっていたネタを元に話を膨らませて、リフレインとソロのパルチードアルトを発展させたサンバ的な形式で仕上げる。サンバと江戸文学を結びつける発想はそのままサンバオペラへと発展する。

バンジョーカバコを弾いていると、時に鍵盤楽器さながらにヴォイシングを動かしたくなるが、実際に演奏することは不可能なので、鍵盤で作ったバッキングの譜面を元に、コードごとにバンジョーカバコをサンプリングしてサンプラーで再構築したものを、このトラックの全編にわたってループしている。曲の〆では、このループを逆回転させた。

生演奏は、歌とCokkyのベースのみで、パーカッションは他のレコーディングから拝借したもの、ガンザ、パンデイロ、タンボリン、スルド、アゴゴ、各々1つか2つくらいのループから切り貼りし、オルガンはDAWソフトに付属のもので打ち込み。iPad版のボーカロイドはエンベロープなど一切いじらずそのまま使っている。作曲当初、現代民謡の創出という意識があり、循環コードだけで作曲したことで、Hip-hopなどに近い制作手法を試みた。

レコーディングはおおかた平成25年の梅雨頃。

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